現在、多文化共生センターきょうとではさまざまな機関や研究者と共に、「多言語対話支援システム」「医療対訳用例収集システム」の2つのIT技術を利用したシステムを開発しています。その中で、主にはコーディネイト業務を担当しています。内容としては、プログラムを組み、システムを作る研究者と、医療現場、日本語のサポートを必要とする外国人のニーズをつなぎ、実際に利用者となる医療者や外国人のニーズをより具体的なものとするための調査、実験、提案などを行っています。

市立病院での設置の様子(医事課横)
【多言語対話支援システム】

現在、センターの行っている医療通訳派遣システム事業は、中国語・英語・韓国語の3言語で年間約1500件の通訳を行っています。しかし、このシステムで対応できる言語や時間は限られており、初診や救急などの外来時間外の受診に対応することができません。
そのため、多文化共生センターきょうとでは、産官民学(京都大学・和歌山大学・情報通信研究機構・NTT-AT)との協働事業として昨年度より多言語で受付や多言語対話支援のできるパソコンのシステムを作成してきました。
このシステムは、医療現場(病院)において、日本語のサポートを必要とする外国人と医療者とのコミュニケーションをサポートするものです。病院での受診の流れや病院内の地図を検索したり、問診や会計を行う際、医療者との会話を多言語(中国語・韓国語・ポルトガル語・英語・日本語)で行うことができます。
そして、9月18から京都市立病院に多言語対話支援システムを設置しました!(2008年3月まで 予定)週1回ごとにシステムのメンテナンスが入るため、言語の精度も徐々に上げていこうと思っています。
京都市立病院へ行かれた際にはぜひシステムをご覧ください!
※京都新聞に取り上げていただきました。(8月23日朝刊)
もうすこし詳細を知りたい!!!こちらへ(言語グリットアソシエーションのページ)
【医療対訳用例収集システム】

保健医療のサポートを必要とする在日外国人の多く住む地区は全国に点在しているため、支援している団体や人の横のつながりは薄く、ネットワーク作りや情報共有が上手くできません。そのため、このシステムでは、外国人患者自身、医療者や通訳者などの外国人の保健医療に関わる人びとが、インターネットを介してコミュニティをつくり、より的確な多言語の医療用例・医療用語を検索、作成を行ったり、ノウハウや悩みを共有する場としての機能を持っています。
また、最終的にはここでつくられた医療用例・医療用語は「多言語対話支援システム」へつなぎ、常に正確で新しい用例の入ったシステムとして使えるようにする予定です。
もうすこし詳細を知りたい!!!こちらへ(言語グリットアソシエーションのページ)